【薬のこと】似ているようで実は違う?「OD錠」と「チュアブル錠」の正しい飲み方

病気

お子様が錠剤を飲めるかわからない、、、そんなとき、
診察医から「OD錠:口の中(Oral)で崩壊する(Dispersing)」や「チュアブル」などの提案があるかもしれません。
今日は、当院でもよく処方する「モンテルカスト(シングレア・キプレス)」などの具体例を挙げながら、お薬の剤型、「チュアブル錠」と「OD錠」の2つの違いを解説します。

1. チュアブル錠:お菓子感覚だけど「カミカミ」が必要!

代表的なお薬:

  • モンテルカスト(製品名:シングレア、キプレスなど):喘息やアレルギー性鼻炎のお薬

特徴と飲み方: 英語の「Chew(噛む)」の名の通り、お口の中でカリカリ、ポリポリと噛み砕いて飲むお薬です。 イチゴ味などの甘い味がついていることが多く、ラムネ菓子のような感覚で服用できます。水がなくても飲めますが、お口の中に残るのが気になる場合は、最後に水で流し込んでもOKです。

⚠️ 保護者の方へ:ここだけは注意! チュアブル錠は、少し硬めでサイズも大きめに作られています。「お薬だよ」と渡すと、いつもの錠剤の癖でそのままゴクンと飲み込もうとしてしまうお子様がいます。 口の中で舐めて溶かしてもOK。

「ガリガリよく噛んでね」と声をかけてあげてください。

2. OD錠:お口で「サッ」と溶ける魔法のお薬

代表的なお薬:

  • 抗ヒスタミン薬(製品名:アレロックOD錠):鼻水や皮膚のかゆみ止め
  • 整腸剤 (製品名:ビオスリーOD錠):お腹の調子を整える
  • 制吐剤(製品名:ナウゼリンOD錠):吐き気どめ

特徴と飲み方: 「Oral Disintegrating(口腔内崩壊)」の略で、舌の上に乗せると唾液ですぐに溶けるお薬です。 お水で飲み込んでも構いませんが、水なしでも飲めるので、外出先や
水分が取れにくい状態の時に飲みやすいです。

3. お子様が嫌がらない!飲ませ方のコツ

「味がイヤ!」「食感が変!」とお子様がお薬を嫌がってしまう時の、ちょっとしたコツをご紹介します。

チュアブル錠(モンテルカストなど)の場合

  • 「カリカリ競争」にする: 「どっちがいい音させられるかな?」と遊び感覚を取り入れてみてください!
  • どうしても噛めない時: 食感を嫌がる場合は、粉々に砕いてから、少量の水やアイスクリームに混ぜてあげても大丈夫です。

OD錠(アレルギーのお薬など)の場合

  • 味が苦手な時: 溶けた後の独特の甘苦さを嫌がることがあります。その場合は、無理に水なしで飲ませず、

    普通のお薬のようにお水と一緒にごっくんさせてあげてください。

    冷たいお水やゼリーと一緒に飲むと、味を感じにくくなります。

さいごに

お薬の形には、それぞれ「効き目をしっかり届ける」ための意味があります。

  • チュアブル(モンテルカスト等) は 「よく噛む」
  • OD錠(アレルギー薬等) は 「溶かす(または水で飲む)」

もし、「どうしてもこのお薬が飲めない」「粉薬に変えてほしい」などのご希望があれば、診察室で遠慮なくご相談くださいね。お子様に一番合った飲み方や形を一緒に探していきましょう。
また、徐放錠や、舌下錠などの工夫が必要な製剤もありますので、機会があればお話していきたいと思います。

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