離乳食

離乳食の準備としてできること

Sachiko

「そろそろ離乳食…でも、何から始めればいいんだろう?」
そんな疑問を持つママ・パパに向けて、今日は 離乳食を始める前の“準備” についてお話します。

家族の食卓を見せることから始めよう

赤ちゃんにとって「食べること」は、まず 見て学ぶこと から始まります。
ママやパパが楽しそうに食事をしている姿を見て、赤ちゃんは少しずつ興味を持ち始めます。

  • 食卓で「おいしいね」と言葉にしてみる
  • 食べ物を口に運ぶしぐさをしっかり見せる

赤ちゃんは大人の行動をじっと観察しています。家族の食卓そのものが“食育”の第一歩です。

乳児用の椅子で食卓に参加させてみる

首や腰がある程度しっかりしてきたら、足が支えられる乳児用の椅子に短時間でも座らせてみましょう。

  • 足が安定することで姿勢が安定し、食べる準備が整いやすくなります。
  • 食卓に座ることで「自分も家族の一員」という感覚を育てられます。

まだ食べ物をあげなくても大丈夫。まずは「食卓にいる」ことが大切です。

食べ物への興味を観察してみる

赤ちゃんが食べ物に手を伸ばしたり、じっと見つめたりする姿は、食への興味が芽生えてきたサインです。

  • 大人の食事をじっと見ている
  • 手を伸ばして触れようとする
  • よだれを垂らしながら興味深そうにする

こうした行動が見られたら、いよいよ離乳食のスタートが近づいています。

まとめ

離乳食は「いきなり食べさせること」から始まるのではなく、

  • 家族の食卓を見せる
  • 短時間でも一緒に座らせる
  • 食べ物に興味を持つか観察する

この3つの準備から始まります。

赤ちゃんのペースを大切にしながら、楽しく“食べる”経験をさせてあげましょうね!


どんな椅子を用意したら良いかわからない…
そんなご質問にもお答えできる記事もまた書いていきますね!

ABOUT ME
ぐんぐん院長サチコ
ぐんぐん院長サチコ
みなさんの一番近くにいる地域の「かかりつけ」小児科専門医。
20年以上小児診療に携わりながら、3人の子育てをしてきました。

子どもの年齢とともに、気になることや悩みも変化していく。
親も子どもと共にバージョンアップしていくことは必要不可欠です。

だからこそ、子育て中に知っておいた方がよいこと、 育児書にはないけれど大切なこと、
いろんな情報が溢れていて困った、、、というときに 正しい知識をサクッと知れる「メモ帖」みたいなのが作れたらいいなと思ってます。

少しずつの記事の更新ですが、楽しみにしていてくださいね。
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