安全=何もない部屋、は本当にいいの?あかちゃんの発達とお部屋の関係
あかちゃんの成長を考えるとき、「安全なお部屋を整える」というのはとても大切なことです。
ただ、「安全=何もない空間」にしてしまうと、知らないうちにあかちゃんの発達に“ブレーキ”をかけていることがあります。
特に、つかまり立ち・伝い歩き・ひとり歩き(独歩)の時期に入ると、「お部屋の環境」は発達を後押しする大きな力になります。
ちょっとした家具の配置や刺激の有無が、発達の進み方に影響してしまうんです。
何もないお部屋では「立ちたい」きっかけが生まれにくい
最近は「ミニマルライフ」「シンプルな暮らし」が流行しています。
すっきり片付いた部屋はとても気持ちがいいものですし、転倒や誤飲のリスクが減るというメリットもあります。
でも、赤ちゃんの目線に立ってみるとどうでしょうか。
もし、床におもちゃも、手をかける家具も、興味を引くものがなかったら…
あかちゃんは「つかまってみよう」「立ってみよう」というきっかけを見失ってしまいます。
あかちゃんの発達は、“練習”ではなく”好奇心”から始まります。
つかまり立ち・伝い歩きのカギは「ちょっとした刺激」
赤ちゃんが「立つ」きっかけになるのは、大人が“練習させること”ではありません。
ソファの上に何があるのか見たい!→ふちに手を伸ばし、、、
ローテーブルにつかまる、、、
その先にある、おもちゃを取りたい!→取ろうとする、、、
といった、ごく自然な行動の積み重ねです。
お部屋にちょっとした“つかまれる場所”や“興味をひくもの”があるかどうかで、立ち上がる時期や伝い歩きの進み方が変わってくることもあります。
「安全」と「発達の機会」のバランスをとる
もちろん、家具が多すぎたり、角ばった危険なものがあると赤ちゃんには危険です。
大事なのは「何もない部屋」でも「家具だらけの部屋」でもなく、その中間です。
ベビーサークルもうまく使うことが大切。
安全だけど刺激がない環境になってしまっていないか、
一度あかちゃん目線で環境を感じてみてください!
何もない=刺激がない=発達が進みにくい
刺激を受けることで発達していきます。
特に0歳〜1歳のあかちゃんは、毎日のお部屋が“発達のフィールド”です。
安全性を高めることはとても大事ですが、「刺激をゼロにすること」は発達の芽を摘んでしまうことにもつながります。
お部屋の見直しは、「危なくない」だけでなく、「ちょっと動きたくなる」空間づくりがポイントです。
まとめ
- 「何もない部屋」では、赤ちゃんの立つ・歩くきっかけが減ってしまう
- 安全と刺激の“ちょうどいいバランス”が発達を後押しする
- あかちゃん目線で部屋を見直してみることが大切
赤ちゃんの成長を支えるのは、特別な道具や練習ではなく、毎日のお部屋の中にあるちょっとした「きっかけ」です。
安全で、でもちょっとワクワクする空間をつくってあげることが、最高のプレゼントですね!
