成長・発達

”歩く”が始まる1歳!遊びとおもちゃ

Sachiko

さて、今日はお誕生日を迎える頃のあかちゃんの発達と、おもちゃについてです。

伝い歩きがしっかりして、ひとり歩きが始まる子も出てくるこの時期。言葉や表情の理解も深まり、「遊び」の内容がぐっと深まります。

1歳の発達の特徴

  • ひとり歩きが始まる(またはその準備期)
  • 言葉の理解が進み、「これちょうだい」「どうぞー」などのやりとりができるようになる
  • 手先がさらに器用になり、“はめる・引き出す・押す”といった動きが上達
  • 好奇心が爆発!あらゆるものを「自分で」触って確かめたい時期

おすすめおもちゃ① 歩く、ひっぱる

1歳はまさに“動きたい盛り”
歩行やバランスを育てるには、自由に体を動かせるおもちゃがぴったりです

  • 手押し車:自分で立ち上がり、よちよち歩き出した子に!(注意が必要)
  • 引っぱるタイプのひも付きおもちゃ!

乳児期後半から、「動かすと何かが起こる」というわかりやすい仕掛けがあると、夢中で遊んでくれます。
手押し車はバランスを崩しやすい面もあります。使うのは、自分から立って歩くようになってから。急ぎすぎないように!

↓この記事も見てくださいね。早すぎる手押し車や、歩行器の注意点を書いています。



おすすめおもちゃ② 手先を使って“できた!”を育てる

この時期のあかちゃんは、「手で操作する遊び」が大好きです。
細かい動きの練習にもなるので、発達の土台づくりにぴったり。

  • 型はめおもちゃ(形を合わせてはめる):さらに細かい動きができるようになったあかちゃんに!
  • 引き出しやボタンを押すと音や動きがある仕掛けおもちゃ

“自分でできた!”という達成感が、次のチャレンジへの原動力になります。

おすすめおもちゃ③ 音・リズム・言葉への反応を楽しむ

音やリズムにのって体を動かすことが増える時期です。引き続きこういうのを用意してみて〜!!

  • タンバリン、マラカス、太鼓などの打楽器
  • 歌やリズムに合わせた絵本
  • ボタンを押すと音楽が流れるおもちゃ

音への反応は、言葉の発達にもつながる大事な入り口。
一緒に歌ったり、リズムをとることで親子のやりとりも豊かになります。

ハイハイをあまりしない子に

我が家の2番目はハイハイをし出すのも遅く、全体的にゆっくりさん。
トンネル型のおもちゃで出口から呼んでみて遊んだり、私もハイハイ姿勢でを用意したり、
ボールをハイハイでおっかけてみたり。
上の子にも協力してもらっていました。(笑)

ハイハイは、つかまり立ちの前に大切な動きの一つです。

“いっしょに遊ぶ時間”が宝物

この時期は、言葉の理解が進み、「これちょうだい」「どうぞー」などのやりとりができるようになり、遊びの幅がひろがってきます。
ママもパパもおもちゃをきっかけに、一緒に笑い合い、
たくさんの「できた!」や成長の瞬間を味わってくださいね!

まとめ

  • 歩く・押す・引くで体を育てる
  • 手先を使う遊び、ごっこ遊び、音やリズム遊びが◎
  • やりとり遊びを通じて、たくさんコミュニケーションを取って
  • まだまだハイハイも大事な時期です!

「ちょうだい」「どうぞ」といったやりとり遊び。
ここには大切な発達の節目があります。
後期健診の質問項目でもありますが、大きな発達の”変化の時期”でもあるんですね。
大切な「やりとり遊び」については、次回お話ししますね!

ABOUT ME
ぐんぐん院長サチコ
ぐんぐん院長サチコ
みなさんの一番近くにいる地域の「かかりつけ」小児科専門医。
20年以上小児診療に携わりながら、3人の子育てをしてきました。

子どもの年齢とともに、気になることや悩みも変化していく。
親も子どもと共にバージョンアップしていくことは必要不可欠です。

だからこそ、子育て中に知っておいた方がよいこと、 育児書にはないけれど大切なこと、
いろんな情報が溢れていて困った、、、というときに 正しい知識をサクッと知れる「メモ帖」みたいなのが作れたらいいなと思ってます。

少しずつの記事の更新ですが、楽しみにしていてくださいね。
記事URLをコピーしました