おしゃぶりは「子育ての味方」でもあるけれど
Sachiko
ぐんぐんサチコの子育て処方せん
3ヶ月くらいになってくると、あかちゃんは自分の手を口に持っていき、指や手を入れてしゃぶるようになります。「指しゃぶり」というと、年齢が上がってきた子にとっては「寂しい表現?」「精神的に不安定なの?」と思われがちかもしれませんが、乳児期のあかちゃんにとってこの「指(手)しゃぶり」はとても大切な意味があるんです。
今日はこの乳児期のあかちゃんの「指しゃぶり」について解説したいと思います!
まず先に、「口は発達にはとても大切」というお話をしたいと思います。
唇や舌、口の中は、味覚・触覚・温度感覚・痛覚などを感じる神経が非常に密集しています。その感度は手指以上とも言われ、赤ちゃんにとっては「一番鮮明に世界を感じられる場所」です。また、生まれた直後からあかちゃんには吸啜反射(おっぱいを吸う反射)が備えられており、視覚や聴覚よりも先に、”口を通じて世界を知る”のがあかちゃんの感覚の発達のスタートになります。
ではこの「感覚器の王様」と手をつなぐ「しゃぶる」には、どんな意味があるのでしょうか?
ここには大きく分けて3つの意味があると言われています。一つずつ解説していきますね。
3ヶ月頃のあかちゃんが手や指をしゃぶっている姿は本当に可愛いものでもありますが、
手を舐めるという感覚を通じて自分の身体を知っていく、とても大切な動き(仕草)でもあるんですね。
発達の知識を学んでいくと、あかちゃんの普段何気ない姿にもあかちゃんの”生きる力、成長発達していく力”に驚かされます。人って”本来成長意欲のある、育ちたいもの”なのかもしれません。とても力強く、美しい。
あかちゃんと共に過ごす大人として、あかちゃんの育つ力に寄り添っていきたいですね!
もちろん、私たちも、楽しみながら!!
また、発達に関することも解説していきます!