反りから寝返りしちゃうあかちゃん〜寝返りの「王道」は、おもちゃを取りにいく動きから〜
昨日の記事で反りが強いあかちゃんのお話をしました。
中には早々に「反り」からの寝返りをするあかちゃんがいます。今日はそれについて解説します!
「反りから寝返り」ってどういうこと?
2〜4か月ごろ、あかちゃんがグーンと体を反らせて、勢いでコロンと横向きになることがあります。
「早い寝返り」そう解釈することの多いこの「寝返り」ですが、
実はこの「反り寝返り」は、いわゆる寝返りとは違い、その前段階とも言えます。
と、いうのは、反る体制に頼っているため、
- 首やお腹の力がまだバランスよく働いていません。
- 寝返り後に戻れないor呼吸しづらく、泣いてしまうあかちゃんもいます。
寝返りの“王道ルート”とは?
寝返りのスタートは、「おもちゃを取りたい」「ママの顔を見たい」という目的のある動きから始まります。
✨きっかけは「見たい・触りたい・取りたい」✨
その気持ちに導かれて、
👀目で見て → 🤲手を伸ばし → 🦵足を動かす
という流れで少しずつ体が回旋していく。
これが、発達として自然で美しい寝返りの流れです。
反りから寝返りする子へのサポート
反りから寝返りしてしまう赤ちゃんには、
「仰向けでの遊び時間」をたっぷり確保してあげましょう。
仰向け遊びで育つ力
- お腹側の筋肉(腹筋・体幹)を使う
- 手足を真ん中で合わせる力が育つ
この“体の真ん中を感じる”経験こそ、寝返りの基礎です。
仰向けでのおすすめ遊び
手合わせ遊び
あかちゃんの手と手を近づけて、「いないいないばあ」や「パンパン」など。
→ 手を真ん中で合わせることで、体がまるくまとまります。
足を持って遊ぶ
足を持ってパタパタ動かしたり、足の裏を合わせてタッチ。
→ 下肢と体幹のつながりを感じることができます。
横からおもちゃで誘う
左右交互におもちゃを見せて、顔や体を少しずつひねる動きを促す。
→ 自分で“回ろう”とする意欲が出ます。
左右どちらの向きも意識して
多くのあかちゃんは「右ばかり向く」「左ばかり寝返る」という“クセ”があります。
むきぐせから始まることも多いのですが、片側だけだと筋バランスが偏るので、
👈右向きの日も
👉左向きの日も
交互に遊びを取り入れるのがポイントです!!
寝返りのサインは「目的のある動き」から
寝返りは「勢い」ではなく、「目的」が育った結果です。
- 手を見つめる
- おもちゃを取ろうとする
- 自分の体を動かして届こうとする
このような動きが見られたら、まさに寝返り準備期のサイン。
焦らず、あかちゃんの「やりたい」気持ちを応援してあげてくださいね!
まとめ:寝返りは“目的のある動き”から生まれる
反りの強さはあかちゃんの個性のひとつ。
でも、寝返りの王道は「おもちゃを取りたい」という内発的な動機から始まります。
おもちゃなどを使ってたくさん関わってあげてください!
そして仰向けでの遊びが増えるほど、あかちゃんの体はしなやかに、寝返りは自然に整っていきます。
抱っこは大切、と言われていますが、仰向けで遊ぶ時間もとても大切!
ママもパパも一緒にたくさん遊んであげてください。
