“見る”から“さわる”へ!3〜6か月の発達を育てるおもちゃ
3〜6か月のあかちゃんは、世界との関わり方がぐんと広がる時期です。
ただ眺めるだけだったおもちゃに、自分から手を伸ばすようになり、口で確かめたり、音に反応したりと、五感をフル活用し始めます。
おもちゃ選びのポイントは、「やってみたい!」を引き出すこと。
今日は3〜6か月のあかちゃんの発達と、おもちゃについてお話しますね!
3〜6か月のあかちゃんの発達の特徴
- 腹ばいが安定してきて、肘で上半身を支えることができる
- 寝返りを始める子もいる
- 目と手の協調が少しずつ育ち、見たものに手を伸ばしてものをつかもうとする
- なんでも口に入れて確かめる
- 親指が外に向き、おもちゃを持たせると握ることができる
おすすめおもちゃ① 握って振って、楽しいラトル(ガラガラ)
自分の手で握れるようになったらこんなのはどうでしょうか?
”軽くて握りやすい””やさしい音がする鈴入り””口に入れても安心な素材”
この辺りを基準に選んでみてください。
私は自分の子育てのとき、「木のおもちゃ」を与えたい!と、振ると鳴る木製のおもちゃを買いに行きました。しかし、実際に持たせてみると重たくて、断念。
最初は布製や軽いオーボールのような掴みやすいビニール製が良いですね!
「握る→振る→音が鳴る」という一連の流れが、あかちゃんに“自分が動かした”という感覚を教えてくれます。
おすすめおもちゃ② 布・ビニール素材の感触、音遊び
手や口で確かめるのが盛んな時期なので、いろんな触感を経験できるおもちゃが◎。
- パリパリ音のする布絵本
- 肌ざわりの違う布(ガーゼ・タオル地など)
- ビニール素材の軽いボール
“握ると音がする”“さわると感触がちがう”といった驚きが感覚の発達を進めます。
おすすめおもちゃ③ 歯固め
この時期は口の中で世界を知る時期。
おもちゃをなめたりかんだりすることは、とても大切な発達の一部です。
- 柔らかい歯固め
- 洗いやすい安全素材
“口で確かめる”は、「知る」ことのはじまりです。
この時期に与えるおもちゃは全て口に入れるものと思っておいた方が良いです!!
誤飲しそうな細かなパーツが付いているものはNG。
素材に関しても安全性の表示などを参考に選んでくださいね。
モノを持たせるときのポイント!
おもちゃを握らせるときのポイントです。
正面から、目を見て名前を呼び、おもちゃを正中線の上で見せて注視させます。
取ろうとする気持ちを高め、手に持たせるようにします。
おもちゃよりも“遊び方”が大事
3〜6か月のあかちゃんにとって大切なのは、引き続き、おもちゃそのものよりも「人とのやりとり」。
同じラトルでも、ママ・パパが「鳴らして、見せて、笑顔で声をかける」ことはセットで!!
あかちゃんはおもちゃと“遊んでいる”のではなく、おもちゃを通してママ、パパといろんな世界を経験しています。
まとめ!
- 3〜6か月は「見る」から「さわる」「口に入れる」と、感覚が広がる時期
- 軽くて握りやすい、感触が楽しめる、口に入れて安心なおもちゃを選んで
3〜6ヶ月とひとくくりにしてしまいましたが、とてもダイナミックに発達が進む時期なので、そのときに必要なことはあかちゃんそれぞれで変わってきます。
この時期のあかちゃんに一番必要なのは、高価なおもちゃでも最新の知育グッズでもなく、
手を伸ばしたくなるような“ちょっとした刺激”と、ママ、パパとの温かいやりとりであること、忘れないで!!
その積み重ねが、運動と感覚の発達をしっかり支えていきます。
