0歳児、ベッドで寝かせるか、添い寝かどちらが正解か?
赤ちゃんを「ベッドに寝かせるか」「添い寝にするか」――これは子育ての現場でとてもよく出る悩みです。
結論から言うと、「絶対の正解」はありません!!
大切なのは「安全性」と「親子の睡眠の質」を両立させること。
それぞれのメリット・注意点を知り、家庭の状況に合わせて選ぶことがポイントです。
ベッドで寝かせるメリットと注意点
メリット
- 乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが下がるとされている
- 寝返りなどで大人の布団に埋もれる(窒息)リスクがない
- 夜中に親が多少動いても赤ちゃんの睡眠が中断されにくい
注意点
- 泣いたときの対応にすぐ行けないと不安になる親も多い
- 夜間授乳やオムツ替えがやや大変
- ベッドからの転落防止対策(柵・高さ・マット)必須
とくにSIDS対策の観点から、世界的には赤ちゃんを大人と別の寝具で寝かせることが推奨されています(同室・別寝が理想とされる国が多いです)。
添い寝のメリットと注意点
メリット
- 赤ちゃんの体調の変化にすぐ気づける
- 夜間授乳がスムーズ
- 親の安心感が強く、寝かしつけがしやすい
- 親の心拍や呼吸音で安心しやすい
注意点
- 窒息・圧迫のリスクがある(特に0歳前半)
- 大人の布団の暑さ・重さ、寝返りへの注意が必要
- 親の寝返り、枕・毛布の位置によって事故につながることがある
もし添い寝をする場合は、安全対策を徹底することが大前提になります。
添い寝を安全に行うための工夫
添い寝を安全に行うためには、
硬めのマットレスで、あかちゃんの顔のまわりには枕・布団を置かない、
飲酒や極度の疲労があるときは添い寝を避ける、等の工夫が必要です。
私は子ども3人とも添い寝で育ててきました。上の子下の子年の差が10歳、つい最近まで末っ子は一緒のベッドで寝ていたので、かれこれ18年。笑
親って夜間も緊張していて、目が覚めやすかったりしますよね。子どもの咳や、寝返りが多い夜…何度もしんどいなぁと思ったことがあります。夜間断乳や夜泣きの時期も、なかなか離れられなくて。
でも、子どもが小さい時だからこその貴重な蜜月だったのだなとも思います。
現実的には「ハイブリッド」が多い
実際の育児現場では「夜は添い寝」「昼寝はベビーベッド」というように、状況によって使い分けている家庭がとても多いです。
たとえば….
新生児期〜首がすわるまでは安全性重視でベッド中心
夜間授乳が頻回な時期は添い寝で負担を減らす
少し大きくなったらあかちゃんの寝床を独立させる
というように「月齢」と「家族の睡眠状況」に合わせて柔軟に変えていくのが現実的です。
まとめ!
あかちゃんの睡眠環境は、「何が一番安全か」はもちろん、「家族がちゃんと眠れるか」も重要です。
親がしっかり休めなければ、育児も続きません。
- 安全性を考えるなら → ベビーベッド(同室・別寝)
- 夜間の授乳のしやすさや安心感を重視 → 添い寝(安全対策を徹底)
- 両方のバランス → 状況に応じて使い分け
あかちゃんの睡眠についてもご相談が多いので、
また記事にしていきますね!
どうしたら、いいのかな?
そんなときは、ぐんぐんキッズなかもず院のあかちゃん外来へご相談くださいね。
